長編「Missoon × Mission」のあとがきと、他SSも含めたこぼれ話。
言いたいことはすべて作品で語るべきなんでしょうけれど、
好きなのでついつい語ってしまいます。
内容のネタバレはありません。
本作は、「朝が始まるその前に」「Little Spring」で通奏低音的に書いてきたアフター設定における「別れ」のテーマの、わたしなりの掘り下げで、結論です。
恭介さんの卒業式を扱ったSSなどは素晴らしい先達がたくさん居るので、あえて卒業式当日を書かない卒業話という逃げに徹したのか奇を衒ったのか微妙によくわからないお話になっています。
アフター設定で書いた三つのお話、「朝」と「春」と「ミッション」はそれぞれ少しずつ傾向が違う作品で分かりやすい話の繋がりはありませんが、私の中では三部作という位置づけです。
理樹から見た恭介、その恭介との今までとこれから先、それからやがて必ず来る一つのお別れ、このあたりのテーマで共通している作品群。そういう心持ちで書いていました。
各作品について。
「朝が始まる～」は舞台設定のおこがましさがいっそ清々しいレベルなんですが、リフレインまで終わって一番最初に熱に浮かされたみたいに全文携帯で打ったという、自分の中ではちょっと思い出深い話です。後悔なんかない！
「Little Spring」の終盤は書いててまるで初恋の終わりのような話だなあと自分で思ってもいたり。
「ミッション」はたくさんキャラが出てくるドタバタ劇でリトバス！っぽさを出しつつ、理樹とリトルバスターズ、それから理樹と恭介について書きたくて。
……そう思ったはずが、いざ書き始めてみると、理樹とヒロインの組み合わせを書くのが予想外に楽しくなってしまいまして(笑)
片想い、幼馴染、男女の友情、女子同士のかしましさ、クールなあの子のデレあり、ツン発言あり……リトバスヒロインは個性豊かで楽しいなあ！
各ヒロインと理樹との関係性は「誰とも付き合ってない」という前提のみ共通で、それぞれ好みの距離を反映しつつ、かなり好き勝手やらせて頂きました。
お蔭でなんとなく贔屓ヒロインが明らかな感じですね。すみません。
ずっと長編よりＳＳや短編中心で創作していたので、今まで書いた小説の中で、登場人物数が１、２を争う多さになってしまい自分でも驚きです。（１シーンあたりの人数は最多かな？）
あと、二次創作で登場キャラ増やすと作業量増えるのですね……。
絵ならともかく文章でもそうだったとは、勉強になりました…。
真面目にプロット組むのが久しぶりでしたが、ストーリー組むのはやっぱり楽しいです。
SSだと単発のネタで突っ切ってしまえるので、こういう伏線やリンクの楽しみは中編～長編でないと中々味わえないなあと思いつつ。
まだ読まれていない方も、お時間がありましたらお付き合いしてやってください。
今回は構成も意識してみたので、それなりに読み応えあるんじゃないかな？ と思います。
上手く表現できているか不安ですが、リトバス二次でこれだけは書きたい！と思っていたものをひとまず形にできてひと段落した心地です。
リトバスの楽しい感じとか、ちょっとだけ切なくて、でもこれ以上なく青春しているところとか。
そういう所がとても好みで、鍵創作に手を出すことになったんじゃないかな～と。
まだまだ書きたいお話は残っているので、もうすこしこのお祭り騒ぎの楽しさに浸っていたい気持ちです。一般向けも、女子向けでも。
今回なんとなく長い話を書くときのノウハウも見えてきた気もするので……どこかで活かせるといいな。
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